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【KNIME】(ナイム)やりたいことが一目瞭然!よく使うノードの使い方。ノード一覧チートシート【まとめ記事】

2022/03/20

Knime まとめ

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この記事の概要

KNIME(ナイム)で基本となるノードを紹介。
行列の組合せや文字列の編集、計算ノードなど。
何のノードを使いたいかわからないときはこの記事を読むことで解決できます。
「KNIME(ナイム)って何?」という方はこちらをクリック



Knime初心者向けノード紹介

どうもシャイン社員です。
この記事ではKnimeでよく使うノードについてまとめています!

この記事を読むとノードについての理解が深まり、Knimeをより使いこなせると思います!
また各ノードの個別記事については今後順次追加していきます。

各ノードの説明に個別記事のリンクを今後貼っていきますので
細かい設定や応用的な使い方についてはそちらをご覧下さい!

Knimeって何よ?

Knimeはエクセルと同じように表計算ができるソフトウェアです!

エクセルと違うのは表に直接関数や数字を打ち込むことは少なく、
主にワークフローと呼ばれるカラフルな四角いマークと
矢印をつなぐことで処理をするのが特徴です。

詳しくは下記の記事からご覧ください!

本ページはKnimeの使い方やできること、などについて説明しています。Knimeはエクセルと同じように表計算ができる無償ソフトウェア エクセルと違ってVBA記述など不要でマクロをどうさせることが来ます。 ワークフローと呼ばれるカラフルな四角いマークと矢印をつなぐことで動かす
Knimeの基本的な操作方法を紹介するページです。初心者向け、超基本、基礎編です。左下のウィンドウからドラッグ&ドロップでノードの配置 ノードを右クリックして[Execute]で実行 ノードを右クリックして[Configure]で設定画面に入る ノードを右クリックして一番下の眼鏡マークで出力を確認

ノードの紹介

それでは早速ノードを紹介してきます!

ファイルの読み込み/書き出しをする

まず基本的なノードとしてデータを読み込み、書き出しするノードがあります。
Knimeは様々なファイル形式をサポートしています。
下記ではサポートしている代表的なファイル形式のノードを紹介します。

Excel を読み込む【Excel Reader】



エクセルを読み込みます。
XLSでもXLSXでも読み込めます。

ファイル単体もしくはフォルダー全体で読み込むことができます。


Excel を書き出す【Excel Writer】


エクセルを書き出します。
XLSでもXLSXでも書き出します。

CSV を読み込む【CSV Reader】

ファイル単体もしくはフォルダー全体で読み込むことができます。
CSVファイルを読み込みます。
詳細の使い方は下記の記事で紹介しております!

KnimeのCSV Readerの使い方を紹介しているページです。 Configureの説明に触れながら使い方を解説しています。またCSVファイルのエンコードの設定についても触れています。

CSVを書き出す【CSV Writer】


CSVを書き出します。

テキスト読み込む【File Reader】


テキスト等を読み込むことができます。
テキスト以外のファイルも読み込めますが、すべてテキスト化されます。

このノード単体ではフォルダー全体で読み込むことができません。
複数のファイルを読み込む場合は他のノードと組み合わせる必要があります。

表を作成する【Table Creator】


Configure画面から直接文字を入力することで表を作成することできます。


行(Row)方向に編集する!

続いて本命のデータを編集するノードの紹介です!
まずは行(Row)を編集するノードを紹介していきます。

行を選別する【Row Filter】



特定の列(column)を1つ選択の中で特定の文字やRowIDを指定をすることで
行(Row)を選別し、絞り込むことができます。
Row Splitterでも代用可能です。

詳細な使い方は下記の記事からご覧ください!

KnimeのノードRow SplitterとRow Filterの使い方について解説しています。どちらも行方向にフィルターするときに使用します。Row Splitterは特定の条件下で行方向に表を2分割したい場合に使用します。 Row Filterは特定の条件下で行方向に表をフィルターする時に使用。

行を2つに分ける【Row Splitter】


特定の列(column)を1つ選択の中で特定の文字やRowIDを指定をすることで
行(Row)を選別し、2つに分けることができます。
Row Filterと違うところは選別に漏れた行については別ポート(↓側)から出力されることです。
Row Filterでは選別に漏れた行は出力されません。

詳細な使い方は下記の記事からご覧ください!
KnimeのノードRow SplitterとRow Filterの使い方について解説しています。どちらも行方向にフィルターするときに使用します。Row Splitterは特定の条件下で行方向に表を2分割したい場合に使用します。 Row Filterは特定の条件下で行方向に表をフィルターする時に使用。

ランダムに行を2つに分ける【Partitioning】


行をランダムに選択し2つに分けることができます。
このノードは主に機械学習の学習・検証データ生成に使われます。

選択肢指定により行を2つに分ける【Nominal Value Row Splitter】



データの中に複数通りの選択肢がある場合に
選択肢を指定して行を選別することができます。

「はい・いいえ」や「朝・昼・夜」など回答種類が限られているデータに有効です。
Row Splitterでも代用可能です。

数値指定により行を2つに分ける【Numeric Row Splitter】


データに数値が含まれる場合
数値を指定して行を選別することができます。
Row Splitterでも代用可能です。

RowIDを取得・入力する【RowID】


データのRow IDを取得し、ほかのデータと入れ替えることができます。
RowIDを入れ替えると任意の順番でデータの順序を変えることができます。


列(Column)方向に編集する!

続いて列(Column)を編集するノードを紹介していきます。

列を選別する【Column Filter】


列(Column)を指定することで、列を絞り込むことができます。
Column Splitterでも代用可能です。
詳細の使い方は下記の記事で紹介しております!

KnimeのColumn Splitter,COlumn Filterのノードについて解説しているページです。Column Splitterは特定の条件下で列方向に表を2分割したい場合に使用します。 Column Filterは指定した列を抜き出したい場合に使用します。

列を2つに分ける【Column Splitter】


列(Column)を指定することで、列を2つに分けることができます。

Column Filterとは違うところは、絞り込みから外れた列も別ポートから出力されることです。
詳細の使い方は下記の記事で紹介しております!

KnimeのColumn Splitter,COlumn Filterのノードについて解説しているページです。Column Splitterは特定の条件下で列方向に表を2分割したい場合に使用します。 Column Filterは指定した列を抜き出したい場合に使用します。

複数の列を1つの列にまとめる【Column Combiner】


二つの列を1つの列にまとめることができます。
データは任意の文字で括ることができます。

セルを二つに分けて列を増やす【Cell Splitter】


セルを2つに分割し、列を増やすことができます。
任意の文字を分割位置として指定することができます。
詳細の使い方は下記になります。

KNIMEのノードCell Splitterについて解説しています。Cell Splitterの使用用途はセルの分割です。 一つのセルの中に2つの項目が混在していて切り分けたいということはありませんか? 一つのセルを2つ以上に分割することできるのがCell Splitterです

任意の文字数でセルを二つに分けて列を増やす【Cell Splitter By Position】


セルを2つに分割し、列を増やすことができます。
分割位置を文字数で指定することができます。

列名称を変更する【Column Rename】


列の名称を変更することができます。
詳細なノードの使い方については下記の記事で紹介しています。
KNIME(ナイム)のColumn Rename(カラムリネーム)ノードを解説します。 このノードはカラム(列)名称を変更することができます。 列名を「Column1」などから任意の文字に変更することができます。


セルの文字列を編集、数値を計算する

続いて表データの中にある文字列や数値を編集、計算するノードを紹介します。


欠損値(空白)を埋める【Missing Value】


欠損値とはKnimeでデータを処理していると現れる「?」のことです。

データの型式を変更したり、該当するデータがなかった場合に?と表示されます。

欠損値が出たままだとその後の処理でエラーが起こる場合があるので
欠損値を平均値や固定値で埋めるためにこのノードを使用します。
値は同じ列(Column)から参照します。


欠損値をほかの列の値から取得する【Column Merger】


同一Rowから固定値を参照して欠損値を埋めます。
Missing Valueは同一Columnから値を参照しますが
Column Merger同一Rowから参照します。

文字列を編集する【String Manipulation】


セル内の文字列を編集します。
文字列を編集すると同時にデータの型を変更したり
文字列をカウントできたりします。

セルを置換する【Cell Replacer】


セルを置き換えることができます。
エクセルで言うところのセルの置換が可能です。
1度に複数の置き換えを行う事が出来ます。
使い方の詳細は下記になります。
KNIME(ナイム)のCell Replacer(セルリプレイサー)を解説。 このノードはセルの内容を置換することができるノード。 置換元となる表に置換辞書表に従ってセルの置き換えを実施する。

数値を計算する【Math Formula】



セル同士で計算を行うことができます。
四則演算はもちろん論理演算も可能です。

Math Formularの記事については下記の記事で詳しく解説しております。

KNIME(ナイム)のMath Formular(マスフォーミュラー)について解説しています。 Math Fotmularは四則演算や関数計算など計算を行う際に使用するノードです。 他にも三角関数や論理和などの関数が使えます。 表計算の基本となるノードになります。



ランク付けする【Rank】


特定の列(column)に対してランク付けをします。
ランクは昇順でも降順でも設定可能です。
詳しい使い方は下記の記事でご紹介しています。

KNIME(ナイム)のRank(ランク)を解説。 このノードは数字のデータを降順、昇順で順位付けができるノード。 ランダムに配置されているデータをもとに順位化し、ソートすることができます。


平均値計算、総和算出、最大最小値、カウントする【GroupBy】


特定の列(Cloumn)に対して平均値や総和算出、最大値最小値、最頻値などを
算出することができます。

データの型を変更する

データの型の変換ノードを紹介します。
地味なノードですがデータの型は重要です。
特に文字列(String)と数値(Int / Double)の型変更は重要です。


数字から文字列に変更する【Number To String】


任意の列を数値から文字列に変換します。

文字列から数字に変換する【String To Number】


任意の列の文字列から数値に変換します。
数値はInt型かDouble型かLong型か選択できます。

小数点を含む数字から整数に変換する【Double To Int】


数値をDouble型からInt型に変換します。

表全体を編集する

上記以外の行列両方を編集するノードをご紹介します。

行列を入れ替える【Transpose】


データの行列を入れ替えます。
詳しくは下記の記事でご紹介しております。
Knimeのノード「Transpose」について解説しているページです。 Traansposeは行列をひっくり返す、行列を入れ替えることができます。エクセルの貼り付けオプションである「行/列を入れ替える」と同じ用途です。

順番を並び替える【Sorter】


特定の列(column)の値に対して並び順を昇順、降順で並び替えることができます。
詳しい使い方は下記の記事でご紹介しております。

KNIME(ナイム)のSorter(ソーター)について解説しています。 Sorterはデータを昇順、降順で並び替えるノードです。 Row(行)順序の並び替えを行うことができます。

重複する項目をまとめる(他にも機能あり)【GroupBy】




先ほどの平均値などの算出にも使われたGroupByですが
重複するデータを行方向にまとめる用途にも使用できます。

重複する項目をまとめ、列方向にも分類する。【Pivoting】


重複するデータをまとめる用途に使われるGroupByの発展型のノードです。
GroupByと異なるのは行方向に加えて列方向にも項目を分類してまとめることができます。
GroupByは行方向にまとめることができます。
集計や換算方法はGroupByと同等の働きをします。

詳細な使い方は下記の記事で紹介しています。
KNIME(ナイム)のPivoting(ピボット)を解説。 このノードは重複する行を1つにまとめることができるノード。 重複する行を1つにまとめると同時に合計値(SUM)計算や平均値計算なども可能です。 GroupBy(グループバイ)と似ていますが Pivoting(ピボット)は列(カラム)の方向の


列の順番を並び替える【Column Resorter】



列の順番を並び替えることができます。
詳細の使い方は下記の記事でご紹介しています。

KNIME(ナイム)のColumn Sorter(カラムソーター)について解説しています。 Column Sorterはカラム(列)を並び替えるノードです。 列名を自由に並び替えを行うことができます。

2つの表を組み合わせる

複数の行データを1つにまとめるノードを紹介します。


2つの表を縦(列)方向にくっつける【Concatenate】


2つの表を縦方向に連結できます。
右クリックをして「add input port」をクリックすると
入力ポートを増やせます。


2つの表を横(行)方向にくっつける【Column Appender】



2つの表を横方向に連結できます。
右クリックをして「add input port」をクリックすると
入力ポートを増やせます。

共通の値、項目に基づいて2つの表を統合する【Joiner】


共通の項目に基づいて2つの表を1つに統合します。
エクセルでいうところのVLOOK UP関数に該当します。

詳細な使い方は下記の記事で紹介しております。
KNIMEのノードであるJoinerの使い方について説明しています。Joinerの使用目的、用途ですが 共通の項目、値に基づいて2つの表を1つに統合するノードです。エクセルでいうところのVLOOK UP関数と似た使い方が可能です。2つのデータを1行にまとめ、2つの表データを一つに統合することができま

2つの表を総当たりでくっつける【Cross Joiner】


2つの表を総当たりでくっつけます。
総当たりデータを作成するときに便利です。
Cross Joinerの詳しい使い方についてはこちらの記事をご覧ください!

グラフ化する、可視化する

グラフを可視化するノードもKnimeには搭載しています。


棒グラフを作成する【Bar Chart】


棒グラフを作成できます。

線グラフを作成する【Lift Chart】





線グラフを作成できます。


円グラフ・ドーナツチャートを作成する【Pie/Donut Chart】


円グラフ、ドーナツチャートを作成できます。

積層型グラフチャートを作成する【Stacked Area Chart】


積層型グラフチャートを作成できます。




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