この記事の概要
KNIME(ナイム)のCell Replacer(セルリプレイサー)を解説。
このノードはセルの内容を置換することができるノード。
置換元となる表に置換辞書表に従ってセルの置き換えを実施する。
そのほかの代表的なノードの一覧はこちら。
セルの内容を置き換えたい
目次[非表示]
こんにちは。シャイン社員です。
今日はセルを置換したいときに役に立つCell Replacer(セルリプレイサー)の紹介です。
エクセルだと「Ctrl + Hキー」で置き換えを選択して文字列ごとに置換を行いますよね?
この方法だとセルの中身の文字列を置換することはできますが
複数の置換を行う場合、何度もこの置換コマンドを入れなければならず、大変面倒です。
そこでこのCell Replacer(セルリプレイサー)を使うと一度に複数のセル置換を行う事が出来ます!
セル内の文字列を置換する「String Manipulation」をつかう方法については記事末に書いてあります。
Cell Replacer(セルリプレイサー)の使い方
それでは早速Cell Replacer(セルリプレイサー)の使い方を見ていきましょう!
セルの置換を一気に実行してくれる
はいーそれでは処理の前後の入出力結果を見ていきましょう。
Cell Replacerは入力に2つのテーブル(表)を用意します。
片方のテーブル(表)を参照しながらもう片方のテーブル(表)を編集(置換)するという処理です。
2つのテーブル(表)を準備する
2つのテーブルについて説明していきます。
Cell Replacer の入力ポートは2つありますがそれぞれ入力ポートの役割が決まっています。
見た目が変わらないですが入力するポートを間違えると上手く処理できないのでご注意ください。
上側のポートに「置換元のテーブル(表)」を入力し
下側のポートに「置換辞書テーブル(表)」を入力します。
置換元のテーブル
こちらが置換元のテーブルになります。
氏名とコースのカラム(行)があります。
それぞれの氏名の人が「Aコース」や「Bコース」といった何かのコースに申し込んでいるようです…。
こちらのテーブルを元に置換を行っていきます。
「Aコース」と書かれていたセルは「のんびりハイキングコース」に置換されるというわけです。
Cell ReplacerのConfigure(設定)画面
続いて設定画面(Configure)について説明します。
設定は至って簡単です。
下記のように設定すればほぼOKです。
Input (Lookup):置換辞書テーブルから置換元と一致する表(カラム)を選択します。
Output(Replacement):置換辞書テーブルから置き換え後のデータが入った表(カラム)を選択します。
下記の設定は特に意識しなくてもOKですが、解説しておきます。
Append new column :チェックを入れると置換後のカラムを追加し、置換前のカラムをキープするようになります。
If no matches use Input/Missing:もし置き換えできないセルがあった場合の処理を選択します。
Input:入力のテーブルデータをそのまま出力します。
Missing:欠損値「?」を出力します。
セルの内の一部の文字列の置換は「String Manipulation」
今まで説明してきたCell Replacer(セルリプレイサー)については
セルを丸ごと置換する方法でした。
セル内の文字列を一部変更する場合はString Manipulation(ストリングマニュピレーション)を使うと便利です。
使い方については後日記事を執筆予定ですのでお待ちください!
あとがき
いかがでしたでしょうか?
置換はエクセルの作業の中でも頻繁に使う機会が多いと思いますので
ぜひCell Replacer(セルリプレイサー)の使い方をマスターしましょう。
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