-->

【KNIME】(ナイム)2つの表を総当たりでくっつけるCross Joiner(クロスジョイナー)!特定数値の列コピーなどに活用!

2022/08/05

Knime

t f B! P L

この記事の概要

KNIME(ナイム)のCross Joiner(クロスジョイナー)について解説しています。
Cross Joinerは2つの表を総当たりでくっつけるノードです。
特定セルの値を列方向にコピーすることができます。

2つの表を行列ごとに総当たりでくっつける




Cross Joiner(クロスジョイナー)の使い方

Cross Joinerは2つの表を総当たりでくっつけることができます。
総当たりという表現がわかりにくいかと思いますので
下記の例題を元に解説します。 



例題:学生名簿とテスト教科を総当たりして一覧表を作る

学生名簿とテストの教科が記入された2つの表から
学生ごとの5教科のテストにおける点数表を作成してみたいと思います。


Cross Joinerに入力する2つの表のうち上側に学生名簿の表(赤枠)を作成します。
下側にテスト教科についての表(青枠)を作成します。

これらをCross Joinerに突っ込んで何も考えずにExcecute!
すると2つの表の各行に対して全通りの組合せでの表が出力されました。
これをすなわち総当たりと言います。

さらに分解して書くと下記のような形になります。
下記の図で分かりやすいでしょうか?




赤枠の表の各行に対して青枠の表を個別に結合しています。
「しまなみ あやか」さんの行に対してテスト教科の表(青枠①)を結合
「むらた さや」さんの行に対してテスト教科の表(青枠②)を結合
以降繰り返し・・・
で右の緑枠のように表が出力されます。

Joiner(ジョイナー)とは動作が全然違う

名前がJoinerと似ているCrsoo Joinerですがノードとしての働きは全く別物になります。

Joinerは2つの表を共通の値、項目を検出してくっつける。
Cross Joinerは2つの表をとにかく総当たりでくっつける。
という違いがあります。




Joinerの使い方の解説は下記の記事になりますので
使い方を知りたい方はこちらの記事も参照してみてください。

KNIME(ナイム)のノードであるJoiner(ジョイナー)の使い方について説明しています。Joinerの使用目的、用途ですが 共通の項目、値に基づいて2つの表を1つに統合するノードです。エクセルでいうところのVLOOK UP関数と似た使い方が可能です。



Cross Joiner(クロスジョイナー)はほぼ設定不要ですぐに使える

Cross Joinerの設定画面(Configure)について見てみましょう。
基本的には設定画面は変更する必要はありません。
解説を入れると下記のようになります。

あとがき

いかがでしたでしょうか?
そういえばKNIMEがバージョンアップして4.6.1になりましたね。
Pythonノードの環境が拡張されて、より使いやすくなりました。
またグラフノードの操作方法が分かりやすくなって
便利になっているようです!

詳しくはこちらの動画で解説しています。
https://youtu.be/blaMSN8O4c0

この辺の機能の紹介も近々出来たらと思っております!
それでは!





このブログを検索

注目の投稿

【KNIME】(ナイム)最強の表計算マクロソフト!KNIME(ナイム)のご紹介!使い方は?できることは?

この記事の概要 KNIME(ナイム)は表計算、マクロ動作を主機能とするフリーソフト。 エクセルと同等の機能を有しており、行列計算やグラフ描画可能。 ノードと呼ばれる箱を線で繋ぐことで計算処理を行う事が出来るため 関数名などを覚える必要はなく、処理の内容が分かりやすい。 Pytho...

スポンサー広告

スポンサー広告

QooQ