この記事の概要
KNIME(ナイム)のCross Joiner(クロスジョイナー)について解説しています。
Cross Joinerは2つの表を総当たりでくっつけるノードです。
特定セルの値を列方向にコピーすることができます。
そのほかの代表的なノードの一覧はこちら。
2つの表を行列ごとに総当たりでくっつける
目次[非表示]
Cross Joiner(クロスジョイナー)の使い方
Cross Joinerは2つの表を総当たりでくっつけることができます。
総当たりという表現がわかりにくいかと思いますので
下記の例題を元に解説します。
例題:学生名簿とテスト教科を総当たりして一覧表を作る
学生名簿とテストの教科が記入された2つの表から
学生ごとの5教科のテストにおける点数表を作成してみたいと思います。
Cross Joinerに入力する2つの表のうち上側に学生名簿の表(赤枠)を作成します。
下側にテスト教科についての表(青枠)を作成します。
これらをCross Joinerに突っ込んで何も考えずにExcecute!
すると2つの表の各行に対して全通りの組合せでの表が出力されました。
これをすなわち総当たりと言います。
下記の図で分かりやすいでしょうか?
赤枠の表の各行に対して青枠の表を個別に結合しています。
「しまなみ あやか」さんの行に対してテスト教科の表(青枠①)を結合
「むらた さや」さんの行に対してテスト教科の表(青枠②)を結合
以降繰り返し・・・
で右の緑枠のように表が出力されます。
Joiner(ジョイナー)とは動作が全然違う
名前がJoinerと似ているCrsoo Joinerですがノードとしての働きは全く別物になります。
Joinerは2つの表を共通の値、項目を検出してくっつける。
Cross Joinerは2つの表をとにかく総当たりでくっつける。
という違いがあります。
Joinerの使い方の解説は下記の記事になりますので
使い方を知りたい方はこちらの記事も参照してみてください。
KNIME(ナイム)のノードであるJoiner(ジョイナー)の使い方について説明しています。Joinerの使用目的、用途ですが
共通の項目、値に基づいて2つの表を1つに統合するノードです。エクセルでいうところのVLOOK UP関数と似た使い方が可能です。
Cross Joiner(クロスジョイナー)はほぼ設定不要ですぐに使える
Cross Joinerの設定画面(Configure)について見てみましょう。
基本的には設定画面は変更する必要はありません。
解説を入れると下記のようになります。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
そういえばKNIMEがバージョンアップして4.6.1になりましたね。
Pythonノードの環境が拡張されて、より使いやすくなりました。
またグラフノードの操作方法が分かりやすくなって
便利になっているようです!
詳しくはこちらの動画で解説しています。
https://youtu.be/blaMSN8O4c0
この辺の機能の紹介も近々出来たらと思っております!
それでは!
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